保育士の転職理由の伝え方!面接で好印象を残すポイント

提供元: Super Admin

2021年3月 保育士の転職

転職理由


「今の保育園、転職しようかな・・・」

そう思うタイミングって、結構、ありますよね。

これを見ているあなたも、そう思ったときが、あるんじゃないでしょうか?

 

わたしのまわりの保育士仲間に聞いてみたら、


・業務量が多くなり過ぎたとき、

・職場の人間関係でいろいろ問題が起きたとき、

・今後の人生について考えることがあったとき、


「転職」という言葉が、頭をよぎると言っていましたね。


それと、結婚とか、人生のライフプランを考えたときも、転職を考えますよね。

 

保育の仕事は、肉体的にも精神的にも、ハードなものです。

ほんと、体力勝負な部分が多いですし、いろいろと心配りをしなくてはならない場面も多いです。

 

「結婚した後も、保育士の仕事を続けられるのかな?」

「子どもができたらどうしよう?」

って、思いますよね。

 

妊娠は、本来は喜ばしいことですが、保育園が常に人手不足だったりすると、悩むところです。

妊娠したことを言い出しにくい、とか、

園によっては、妊娠するのは、順番待ち!っていうところがあるとか。

 

現在の保育園では、将来的に仕事と育児との両立が難しい、と思えることがあります。

そんなときは、より子育てがしやすい他の保育園に転職してみようかな、と考えますね。

この場合は、いずれ出産するときのことを考えて、産休制度や育休制度に注目して、転職先の保育園を選びたいものです。

 

保育の仕事は好きだけど、わたしの人生も大事。

保育の仕事も、プライベートも、どっちも両立させるには、ライフスタイルなどに合わせて、新たな保育の職場への転職を検討するのも、いいのではないでしょうか。


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保育士さんの転職理由ランキング

 

実際、保育士さんの転職理由って、どんなものが多いのでしょうか?

みんなの転職理由が気になる!

ということで、保育士さんの転職理由ランキングを調べてみました。

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1位 現在の職場の方針が合わないため

2位 給与や福利厚生面を改善したいから

3位 人間関係がうまくいかなかったため


という結果でした。

 

「現在の職場の方針が合わないため」については、こちらのサイトでも言及されています。

保育園の園長や園の方針が合わない…ズバッと解決する1つの策

 

保育園の園長や、園の方針が合わない場合は、もうどうしようもない、というか・・・

保育士の意見を取り上げてもらえる、建設的な雰囲気の園ならいいのですが、ふつうは、なかなか難しいです。

特に、家族経営の保育園という場合には、解決が難しいですよね。

実際に、わたしが関わった園でも、理事長=父親、園長=息子、副園長=嫁っていう構図でしたからね。

そこは、察してください。

 

その園の方針に合わないなら、無理するよりも、新しい保育園への転職を考えたほうが、スッキリします。

複数の保育園を運営している株式会社の場合は、すこし状況が変わってくるかもしれませんが・・・


ただ、この保育士の転職理由って、本音でしょうか?


もちろん、園の方針が合わないってことはあると思いますが、保育の現場で働いていたものからすると、本当にそれが一番の転職理由?って思いますね。

保育士さん、みんなの本音が聞きたい笑

そこで、本音を調べてみましたよ。


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保育士さんの転職理由の本音

こちらのアンケートでは、

1位 給与面に関する悩み

2位 労働時間に関する悩み

となっていますね。

やっぱり、待遇面の問題が、保育士さんの転職理由の本音ではないでしょうか?

ただ、保育士をめぐる待遇面は、以前と比べて良くなってきている感じはありますね。


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厚生労働省では、待機児童の解消を目指し、保育士の待遇改善に取り組んでいます。

厚生労働省では、皆様に保育士として働いていただけるよう、次のような取組を行っています。

保育士の給与を2019年度は約1%改善(月額約3千円程度)します。
※2019年度予算案が成立した場合、2013年度以降のこれまでの取組と合わせると、約13%(月額4万1千円程度)改善予定

さらに、上記に加えて、技能・経験に応じて月額5千円から4万円の給与改善を行っています。
※「技能・経験」には過去の保育士経験も含まれます。

保育士として職場復帰する際に、就職準備金(上限40万円)の貸付や未就学児がいる場合の保育料の一部貸付を行っています。※いずれも2年間の勤務で返済を免除

引用: 保育士確保-厚生労働省


それでも、慢性的な人手不足などで、一人ひとりの保育士の業務負担が多かったり、
書類作成業務とか、さまざまな雑務にも時間がかかったりと、単純に解決できない問題も多いですよね。

残業が多い、休暇が取りにくい、というのもあるのではないでしょうか?



保育士の転職理由を面接でどう言う?

 

保育士さんの転職理由には、実際には本音、本当の理由がある。

でも、実際に、転職するって決めて、転職活動を始めた場合、

転職理由は、素直に伝えていいものなのか?

悩みますよね。

保育士の面接の場面で、転職理由は、どう伝えたらいいのか?

結論から言うと、転職理由は、そのまま伝えないほうがいいですね。

よく練ってから、伝えるのがいいでしょう。

保育士さんの転職理由で、

「人間関係」「給与に対する不満」「保育のあり方に対する不満」などのネガティブなものは、
面接のときに、そのまま口にすることは避けたほうが賢明です。

面接している側として、「うちの保育園に来ても、同じ理由で辞めるのでは?」と、思ってしまうからです。


それと、保育業界は、想像以上に狭い世界なのです。

園長が会合などに出かけたりしていませんか?

園長同士がつながっている、ということも少なくありません。

というか、つながっていることが多いです。


ですから、嘘の転職理由を伝えたり、前職の保育園の悪口を言うのは、避けたほうがいいんです。

この場合は、転職理由をネガティブからポジティブへ変換することで、印象はまったく違ってきますよ。

転職理由の伝え方を工夫することで、元の職場を貶めず、面接で、好印象を残すことができるんですね。



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こちらのサイトも、参考にしてみてください。

保育士の退職理由の伝え方――職場編・面接編

 

保育士さんが使える転職理由の例文!


いざ、転職!となったときに、希望の園に受かるためには、転職理由の伝え方もポイントです。

保育士さんの面接で好印象を残す、転職理由の伝え方について、考えてみたいと思います。

その極意とは・・・

カンタンに言うと、

面接の中で、前職の不満を長々と語るのは、NG。


元の保育園の悪口を言わずに、
面接を受けている、こちらの園で働きたい、というポジティブな転職理由を、うまく伝えることです。


転職理由の本音が、「元の保育園の人間関係に問題があった」、「残業が多すぎた」、「待遇面に不満があった」だったとしても、


それについては、あまり深掘りしないのが、オススメです。


今、面接を受けている、こちらの園の、どんなところに魅力を感じたのかを、真摯に伝えることを意識してみてください。

いろいろなパターンに使える、ざっくりとした骨組みをご紹介します。


前職では、○○でしたが、

貴園のホームページを拝見し、or 貴園を見学し、

貴園の○○な点に惹かれ、or 貴園の○○○な保育方針に共感し、

まさに、私にとって理想の保育ができる環境だと感銘を受け、志望いたしました。

これまでの○○○の経験も活かし、貴園に貢献できるように努力していきたいと考えています。

 


こんな感じです。ざっくりしすぎでしょうか?

それでは、この骨組みに当てはめて、例文を作ってみましょう。

 

例文

前職は、定員が多い保育園のため、大規模園ならではの学びも多くありましたが、

貴園のホームページを拝見し、少人数制で子どもたちを深く見守る方針に共感し、志望いたしました。

一人ひとりの個性に寄り添った保育ができる環境で、子どもたちの成長を責任を持って見守り、保育士として成長していきたいと考えております。


経験の長い保育士さんでしたら、これにプラスして、

「前職では○○を担当していましたので、貴園でも、それを活かせるのではないかと考えております。」

というような、

新しい園でも貢献できるポイントも付け加えると、さらにいいですね。


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いかがでしょうか?

大切なポイントは、どの保育園でも使い回せるような、漠然とした内容ではなく、きちんと志望する園の下調べをすることですね。

ぜひ、志望する保育園のホームページやブログなどを調べて、その園の魅力を踏まえた上で、転職理由を作ってみてくださいね。

こちらのサイトでは、さまざまなケースに応じた例文が、たくさん載っていますよ。

参考にしてみてくださいね。

 

まとめ


保育士さんの転職理由は、さまざまです。

そして、本音と建前があるものです。

面接で転職理由を伝えるときは、ネガティブをポジティブに変換して、好印象を残しましょう。

そして、志望する保育園のホームページや資料をよく読んで、その園の魅力と、共感したポイントなどを、しっかり伝えられるように準備しましょう。

保育士の仕事は、素晴らしい仕事です。

現在、保育士として働いていないひとでも、「問題が解決された場合、保育士としての就業を希望しますか?」という問いに対して、6割以上の人が「希望する」と回答しているそうです。

つまり、職場環境が改善されれば、保育士として働きたい人は多いということですよね。

ぜひ、あなたのライフスタイルに合った保育園を見つけて、仕事もプライベートも充実させてくださいね。


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