こんにちは。
保育士さんの転職活動で、初めて面接に行くときは、
「面接って、何に気を付ければいいの?」と悩んだりしませんか?
面接なんて就職活動以来だから、もう忘れちゃった!というかたも、いらっしゃるかもしれません。
また、ブランクのある保育士さんなら、「最近の面接って、昔と違うの?」と、不安になることもあるかもしれません。
転職面接での印象は、採用の合否に、大きく影響します。
保育業界は人手不足だから、採用されやすいはず!と思って、面接マナーを特に気にせずに転職面接に進んでしまうひともいるようです。
ですが、人手不足だからこそ、保育園側も、保育士さんの採用に慎重になっていると言えるんです。
保育士さんの転職の面接で、
「園側の採用担当者に眉をひそめられた…」
「やる気をPRできたのに、なぜか不合格になってしまった…」
と、失敗してしまったという保育士さんも、実は、多かったりします。
今回は、転職コンサルタントとして、数多くの転職面接をアドバイスしてきたプロにお聞きした、保育士さんの転職面接がうまくいくための方法を、解説していきたいと思います。
以下のサイトでも、プロのキャリアアドバイザーのアドバイスをもとに、面接官が注目するポイントが紹介されていますよ。
保育士さんの転職面接での服装はどうする?
保育士の転職面接が決まったとき、最初に悩むのって、服装や身だしなみのことではないでしょうか?
保育士さんは、勤務中は、カジュアルな装いになりますよね。
そういう場合でも、面接時は、スーツを着たり、かっちりした印象にまとめるほうがいいのか?、悩みますよね。
保育の転職面接で、採用担当者に良い印象を持ってもらえ、採用につながる服装や身だしなみは、どんな感じなのか?
ここでは、保育士さんの転職面接時の、服装・ヘアメイク・ネイルについて、考えていきたいと思います。
・基本はスーツ着用
保育園側から、特に何も服装指定がない場合は、基本的には、スーツ着用がいいでしょう。
保育園とはいえ、あくまでも採用面接であるので、採用する園側も、スーツ着用を前提として考えていると思われます。
転職面接のときの服装で、一般常識やマナーがあるのかを、見たいのかもしれません。
スーツには、スカートスーツや、パンツスーツがありますが、スカートスーツでもパンツスーツでも、どちらでも大丈夫です。
もし、就職活動時のリクルートスーツをお持ちの場合は、それでOKです。
リクルートスーツ以外のスーツを着用する場合は、シンプルなデザインのものであればOKです。
スカートスーツの場合は、スカートの丈が短すぎたり、スリットが深いものは避けましょう。
スーツのインナーは、あまり見えないからいいかと、手を抜きがちですが、意外と、見られているものです。
ブラウスが無難ですが、きちんとした素材のカットソーなどでも良いでしょう。
また、スーツにシワや汚れがないか、ホコリが付着していないかなども、面接の前に、しっかりとチェックするといいですね。
・私服、カジュアル可の場合
保育園によっては、「私服可、普段の服装でお越しください」ということもあります。
これは、余計に、悩みますよね。
スーツのほうが、悩まずに済むって思いますね。
ですが、最近の傾向として、転職面接時に、服装指定のない園が増えているようです。
服装指定がないというだけではなく、逆に、私服やカジュアルな服装でお越しください、という場合もあるようです。
この場合は、文字通り、本当に普段着のままで面接に行っていいのでしょうか?
保育園の採用担当者としては、あなたがどのような服装で面接に来るかで、
「園の雰囲気に合うか」や「園の子どもや保護者となじめるか」といったところを見たいのかもしれません。
ですから、いくら私服可とはいえ、
清潔感のない服装
派手な服装
露出の高い服
ジーンズ
サンダル
は、NGです。
インナーやボトムスは、多少カジュアルな印象のものでも、ジャケットを羽織るときちんとした印象になります。
ジャケットを羽織ることで、信頼感がアップし、面接の説得力が増す効果があります。
私服、カジュアル可の場合でも、「キレイめカジュアル」にまとめるのが良いですね。
【2020年最新版】保育士の面接を受けるときの服装は?パートやアルバイト、中途など
保育士の転職面接での髪型、メイク、ネイル
保育士の転職面接で、寝癖やボサボサの髪で向かうひとはいないと思いますが、
長い髪の場合は、まとめるなどして、バサッと顔にかからないように、気をつけましょう。
髪色が明るすぎる場合は、落ち着いた色にするのがいいですね。
メイクは、ナチュラルメイクがいいですよ。
保育士さんは、乳幼児と触れ合うため、濃い化粧はNGになります。
アイシャドウやチークなどが濃くならないように気をつけましょう。
また、面接の際に、手元は、書類の受け渡しの際などで、見られる機会が多いです。
派手なマニキュアや、ジェルネイルも、基本的にはNGです。
保育の仕事にふさわしいように、何もつけずに短く整えるのみのほうが、印象が良いでしょう。
保育士さんの面接の身だしなみは、こちらのサイトも参考にしてみてください。
保育の転職面接の基本的な流れ
それでは、さっそく保育士の転職面接の、当日の流れについて、解説していきたいと思います。
面接は、緊張しますよね。
それを和らげる意味でも、当日はどういった流れで進行するのかについて、事前に流れを知っておきたいですね。
「入室→あいさつ→着席→面接→退席」
大まかに、このような流れになります。
それぞれの、注意点をお伝えします。
・入室
まずは、遅刻しないように、余裕をもって到着しましょう。
入室前に、携帯電話の電源をオフにしてくださいね。
ドアをノックして、「はい」と声があったら、静かにドアを開けましょう。
入ったらドアを静かに閉めます。
ドアを閉めたら、その場で、「失礼します」と、短めのおじぎをします。
・あいさつ
椅子のほうに向かって、静かに歩きましょう。
椅子の左横に立ち、おじぎをします。
「⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎(あなたの名前)です。本日は、よろしくお願いいたします」と、明るくあいさつをしましょう。
あいさつの前後に、笑顔を心がけると印象が良くなります。
・着席
「おかけください」や「どうぞ」と言われたら着席します。
座ったときも良い姿勢を心がけて、足は揃え、手は膝の上で重ねておくといいでしょう。
・面接
採用担当者のかたが話しているときは、時折、うなずいたり、話の途中や終わりに目線を合わせて微笑むようにするといいですね。
質問に答えるときは、笑顔でハキハキと答えるようにしましょう。
・退席
椅子の左側に立ち「本日は、ありがとうございました」と、おじぎをします。
ドアのほうへ静かに歩き、ドアの前で「失礼します」と、また短めのおじぎをします。
ドアの開閉は、丁寧に行いましょう。
・退席後
面接の緊張から解放された安堵感で、保育園を出たとたんに、スマホをいじり出して、友達に面接の感想を大声で電話…、ということをしてしまうひとがいるようです。
ですが、園を出たばかりなら、どこで誰が見ているかわかりません。
保育園を出たからといって、油断しないようにしましょう。
保育士さんの転職面接での自己紹介のコツ
保育士さんの転職面接では、どのようなことが質問されるのでしょうか?
ここからは、実際の面接を想定して、質問の回答を考えていきたいと思います。
面接の序盤で質問されることは、自己紹介です。
最初に、「簡単に、自己紹介してください。」と言われることが多いです。
自己紹介のポイントは、氏名+経歴+自己PRを、1分程度にまとめて、話すことです。
面接の場で、急に考えをまとめながら1分で話すのはとても難しいので、事前に、しっかり準備しておきましょう。
こちらのサイトでは、保育士面接における自己紹介について、詳しく解説していますよ。参考にしてくださいね。
保育士の転職の面接でよく聞かれる質問とは?
保育士の転職の面接、よく聞かれる質問をご紹介します。
「この園を志望した理由を教えてください」
「今までの経験や持っているスキルを教えてください」
「長所と短所を教えてください」
「前職を辞めた理由を教えてください」
「ほかの園にも応募していますか?」
などは、必ず聞かれると言ってもいいくらい、よく聞かれる質問です。
ぜひ、しっかりと準備しておきましょう。
「この園を志望した理由を教えてください」
「今までの経験や持っているスキルを教えてください」
「長所と短所を教えてください」
「前職を辞めた理由を教えてください」
これらの質問の答えは、すでに、わかっていると思います。
なぜかというと、転職の履歴書を作成するとき、これらの内容を踏まえて、志望動機や自己PRなどを書いているはずだからです。
ただ、文章に書くのと、話すのでは、すこし表現が変わることもあると思います。
面接を想定し、実際に口に出してみて、話すリズムや声のトーンを意識しながら、練習しておくことをおすすめします。
「ほかの園にも応募していますか?」という質問についてですが、
保育士さんの転職活動では、複数の園に応募していることが多いです。
採用する園側も、それは想定していることなので、応募している場合は、嘘をついたりせずに、正直に話しましょう。
ただ、伝え方には工夫が必要です。ほかの園にも応募しているけれど、こちらの園で働きたいという姿勢を見せることが大切ですね。
以下のサイトには、よくある質問と、その回答例がたくさん載っていますので、ぜひ確認してみてくださいね。
【面接対策】保育士の面接でよくある質問と回答例~プロ直伝!~
保育士の転職面接で「何か質問はありますか?」と聞かれたら・・・
逆質問という言葉を、聞いたことはありますか?
面接の最後に、「何か質問はありますか?」と、逆に質問をされることを言います。
採用担当者が、なぜ逆質問をするのか?
その意図や、それに対してどのような答えがよいのか知りたい保育士さんも多いと思います。
保育士さんの転職面接で逆質問をされたとき、どうすればいいのか?について、解説していきます。
逆質問されたときに避けたほうがいいことは、
「特にありません」と、答えてしまうことです。
これは、保育園に関心がないように思われてしまいます。
保育士面接の逆質問で「特にありません」はNG?気を付けたいポイントとは?
また、ホームページなどで調べて分かること、
給与や待遇のことを露骨に聞いてしまうことも、あまり良い印象は与えません。
面接での逆質問は、保育士としてのやる気をアピールできるチャンスです。
保育園の特色について、より理解するための質問、
保育士として働く意欲をアピールできる質問、
特技をアピールできる質問
などを、事前に準備しましょう。
逆質問があることを想定して、あらかじめ複数の質問を考えておくと、面接の本番も落ち着いて臨むことができますよ。
保育士さんの転職面接のまとめ。
いかがでしたでしょうか?
面接は緊張するものですが、必要以上に、不安になることはありません。
書類選考を通過して面接まで進んだ、ということに自信を持ってくださいね。
厚生労働省では、公正な採用選考を行うための、面接でのガイドラインを示しています。
『面接』を行う場合についても、職務遂行のために必要となる適性・能力を評価する観点から、あらかじめ質問項目や評価基準を決めておき、適性と能力に関係のない事項を尋ねないよう留意しましょう。
また、応募者の基本的人権を尊重する姿勢、応募者の潜在的な可能性を見いだす姿勢で臨み、できるだけ客観的かつ公平な評価を行うようにしましょう。
引用: 公正な採用選考の基本-厚生労働省
保育士の面接では、人柄が重要視されます。
あなたの明るく誠実な人柄をアピールできれば、大丈夫ですよ。応援しています!
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